8月15日、ドワンゴ公式ニコニコ生放送ではこれまで、
日本武道館の全国戦没者追悼式典や靖国神社境内の様子を、
ひたすら中継していたようだ。
ところが今年は、靖国神社の基礎的な事柄について、
誰かに解説させようという企画が持ち上がったらしい。
どうしたいきさつからか、その解説役が私に回って来た。
当日、境内の適当な場所で喋ってくれないか、という依頼。
ニコ生の視聴者は、恐らく若い人が多いだろうから、
私のようなオジサンで良いのか、どうか。もう1つ自信が持てない。
そこで、私がやる場合でも、
若くて可愛い女の子からの初歩的な質問に答える形式の方が、
視聴者に身近に受け止めて貰えるのではないか、と提案してみた。
勿論、下心があってのことだが。
先方は検討してみます、との返事。
結局、この「検討してみます」というのも、
チョイ“危ない日本語”だったようだ。
当日、私への質問役として現れたのは、
もとより私よりは若いものの、お兄さんとオジサンの中間のような
男性。
Jリーグの中継もやってるバリバリのプロのアナウンサーだという。
事前に入念な勉強もしてこられたようで、手元にはドッサリ資料が。
大変心強い。
だが、私が下心半分で期待していたのとは、
やや違うシチュエーションに。
話す内容は、「太平洋戦争」までの靖国神社の歴史。
それと8月15日に靖国神社境内で見ておくべきスポット。
というのが、運営サイドの希望だった。
戦後ではなく、戦前の靖国神社を取り上げる辺り、
ちょっと変わった面白い着眼だ。(つづく)